10電力、冬の余力確保 経産省小委見通し

経済産業省の電力需給検証小委員会は1日、この冬に北海道から沖縄まで10電力会社の管内で、需要を上回る供給力を確保できるとの見通しを示した。最大電力需要に対する供給余力をあらわす「予備率」は、10社すべてが安定供給に最低限必要な3%以上となる。特に寒さで冬の消費量が増える北海道も、予備率は11.4%と昨冬の7.2%より改善する。

 電力需給検証小委が10月中にまとめる報告書を受け、政府は今冬に全国でどのくらい節電を求めるかを決める。昨冬は北海道電の管内だけに「2010年度比で6%以上」と数値目標つきの節電を要請した。今冬は需給が改善しているため、数値目標つきの節電要請は見送られる公算だ。

 一方、小委は今夏の電力需給の結果も示した。予備率の見通しが3%ぎりぎりだった関西と九州電力は、需要がピークになった日もそれぞれ6.6%、12.7%の予備率を確保できた。

http://www.nikkei.com/article/DGXDASDF01H03_R01C14A0EAF000/

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