太陽光、FIT認定取り消しが1割に-場所・設備決まらず

FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)に関し、2012年度に設備認定を取得した400キロワット以上の太陽光発電設備について、経済産業省・資源エネルギー庁から認定を取り消される件数が1月末時点で設置断念したものを除き、470件程度に上る可能性が出てきた。エネ庁は3月から、設置場所と設備が決まっていない案件について聴聞を行い、取り消し手続きを進めている。エネ庁は「必要な案件が満たされない場合は、順次手続きを進めていく」としている。

12年度に認定を受け、1月末時点でも運転を開始していなかった400キロワット以上の太陽光は4699件で、合計設備規模は1332万キロワット。太陽光発電協会の下村節宏代表理事は、このうち設置を断念した419件(90万キロワット)とは別に「(件数ベースで)10%ぐらいが取り消しの対象になるだろう」との見通しを示している。(1面)

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20140623_01.html

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